puhopuho’s diary

主に読書管理として。

 

触発するゴフマン―やりとりの秩序の社会学

触発するゴフマン―やりとりの秩序の社会学

 

 


触発するゴフマン 目次
はじめに
――触発し続けるゴフマン 渡辺克典・中河伸俊
1 本書のねらいと特色
2 本書の構成
3 訳語について

第1章 アーヴィング・ゴフマンの社会学
――理論内在的分析と現代的展開 速水奈名子
1 はじめに ゴフマン社会学の成立
2 古典社会学とゴフマン理論
3 「捉えがたい」ゴフマン理論の全体像
4 ゴフマン理論研究の動向
  ――内在的・総合的分析をめざして
5 ゴフマン理論を巡る新たな展開
  ――「身体の社会学」と「アーカイブス調査」を中心に
6 おわりに

第2章 ゴフマネスク・エスノグラフィー 渡辺克典
1 相互行為という研究課題とアプローチ
2 ゴフマンの記述スタイル
3 シカゴ学派と社会調査
4 実験室との対比としての日常生活
5 反事実的な分析
6 「科学的営為」としてのゴフマネスク

第3章 自己に生まれてくる隙間
――ゴフマン理論から読み解く自己の構成 芦川 晋
1 自己はどこにいる?
2 自己が棲みつく隙間――2つの自己をめぐって
3 人物(人格)であるということ――パーソナル・アイデンティティ
4 生活誌の書き換えと社会的アイデンティティ
5 施設や組織への順応と役割距離
6 個人が人格(人物)であることと役割距離

第4章 「他者の性別がわかる」という,もうひとつの相互行為秩序
――FtXの生きづらさに焦点を当てて 鶴田幸恵
1 はじめに
2 PassingからDoing Genderへ
  ――相互行為における性別に関する研究
3 情報伝達と秩序に関するゴフマンの議論
4 女/男に分かれているという外見の秩序からはみ出た存在であるFtXの生きがたさ
5 おわりに 性別判断の記述におけるゴフマン概念の使い勝手
  ――「性別を見る」という相互行為秩序の特性をとらえる

第5章 会話分析の「トピック」としてのゴフマン社会学 平本 毅
1 はじめに
2 ゴフマン社会学と会話分析
3 ゴフマン社会学と会話分析の近年の展開
4 おわりに

第6章 フレーム分析はどこまで実用的か 中河伸俊
1 フレーム分析の基本的な論点再訪
2 フレーム分析の使われ方と使い方――難点と可能性

第7章 引用発話・再演・リハーサル
――フレームの複合性と経験の自在性 南 保輔
1 はじめに
2 引用発話――M.グッドウィンの少女の口論研究
3 再演――トークショウにおける引用発話
4 事前演技――プレスカンファランスフレーム
5 むすび

第8章 「ふつうの外見」と監視社会 永井良和
1 「儀礼的無関心」と「ふつうの外見」
2 「ふつうの外見」の更新と普及
3 つくられる「ふつうの外見」と操作の可能性
4 盗み見る技術
5 機械化と,都市的文明の衰退

第9章 修理屋モデル=医学モデルへのハマらなさこそが極限状況を招く
――アイデンティティの機能的差異をも論じたゴフマン 天田城介
1 「世界の様々な亀裂」をもたらす機能的差異
  ――『アサイラム』最終論文の問い
2 『アサイラム』の三論文
  ――極限状況で耐え難きを耐え,忍び難きを忍ぶ
3 危うく脆くとも社会秩序を可能にする魔術的機能
4 ゴフマンの方法論の使い方

第10章 ゴフマンと言語研究
――ポライトネスをめぐって 滝浦真人
1 メジャーでないゴフマン
2 B&Lのポライトネス理論
3 自己-他者-自己……
4 ネガティブ-ポジティブ
5 上-下――関係の非対称
6 これからのゴフマン

第11章 ゴフマンのクラフトワーク
――その言語人類学における遺産 高田 明
1 はじめに
2 社会的状況(social situation)
3 関わり(engagement)
4 参与枠組み(participation framework)
5 まとめ

文献表
あとがき
索引
装幀――加藤賢一

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とりあへず第一章を。

アメリカのハーバード大学コロンビア大学シカゴ大学の三すくみ(?)のお話はいつか詳しく勉強してみたい。

ゴフマンのK.バークからの影響も、具体的にどのへんが、というのも自分で探してみたい。『動機の修辞学』読まないとなぁ。

 

動機の修辞学

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ヌガラ――19世紀バリの劇場国家

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アーヴィング・ゴッフマン (serica books)

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