puhopuho’s diary

主に読書管理として。

「教え子」の不透明性

月曜の話。

TA(ティーチング・アシスタント)をしている大学院の授業でさっそくいくつかやらかし、先生と受講者に迷惑をかけてしまってヘコんでしまっていた自分は、気分転換に駅から自宅まで歩いて帰ろうとしていた。

 

ああ、そうだ今週の非常勤の資料全然考えてねえ。どーすっかなぁ、などと考えていると、コンビニにて払込みの必要があったことを思いだし、近くのセブイレに入った。

 

とはいえしばらくはレジがこんでいたので、漫画雑誌をパラパラめくり、酎ハイでも買って帰ろうか悩んだ末、やめとこうと思いレジで払込番号を店員に言っていると。

 

どうも店員の反応が微妙だな、もしかして俺ヘンなこと言ってる?などと不安になったのも束の間、店員の可愛らしい女の子は小さな声で「先生。。あたし、専門学校の。。」と呟くのだった。

 

心臓が止まるかと思った。

 

「ああ。。。ここでバイトしてるの?」「はい・・・。」などと微妙な会話を何かしたような記憶があるが、正直すっかりフリーズしてしまったこちらの脳みそは、それでも全力で、一刻も早くその場を立ち去ることを考えていた。全身から気持ち悪い汗が吹き出ていた。

 

うわー、酒買わなくて良かったー。てか、もしかして漫画雑誌立ち読みしてたところから見られてた? うあーもう恥ずかしい!!

 

などと、そのまま自宅に帰ってからもジタバタしていたが、こーいうことがこれからもあるとすると、おちおちレンタルショップでDVDも借りに行けねえぜ。

 

まぁ、これは周りでもちょくちょく聞く話だ。

ある先輩は、ショッピングセンターのガチャコーナーで、お目当てのが出ないからと言って台をガタガタさせているところを背後から眺められていたらしい。

 

今回の事例は、まだ向こうの方から声をかけてきてくれただけマシなのかもしれん。

 

80人ほどの規模のクラスを週一回教える授業なため、全員の顔と名前が一致していないこちらの虚を付いてくる形だったこの教え子との遭遇は、本当にビックリしてしまったが、これからは気をつけていかねばなるまい。